小高い丘が真っ赤に染まります!
秋に咲く花と言えば、コスモス(秋桜)と共に思い浮かぶ「彼岸花」でしょう。その真っ赤な彼岸花が小高い丘一面を覆いつくす様が見られるのが、宮城県大崎市古川の「羽黒山公園」です。
羽黒山公園は幹線道路の国道4号線沿いにあり、春は桜も楽しむことができます。桜もきれいですが、彼岸花がこれほど軍勢している公園は、日本中でも数少ないと思われます。
なぜこれほどの群生になったのかは、ネット等で調べたのですが諸説あるようですが。正直良く分かりませんでした(;^_^A ただ、地元の人にとても愛されている公園で、有志の方々が下刈りや除草などの手入れを通年行っていることは間違いないようです。そのおかげで、毎年素晴らしい景色を拝めるんですね(#^.^#)
国道沿いに案内看板が出ており、見つけるのは難しくはありません。元々公園ですので駐車場は完備されており、トイレも設置されております。彼岸花の時期になると隣接の空き地を臨時駐車場として使い、またボランティアの方々で誘導もして下さいました。
小高い公園ですが、高さは10mほどで、階段や園路なども整備されております。高齢者向けに傾斜の緩いスロープタイプの園路も整備されているので、ご家族で楽しむことができます。頂上は平たく、かなり広い空間で、少しではありますが遊具も設置されてありました。
彼岸花は、別名「曼珠沙華」とも呼ばれています。サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味で、仏教の経典に由来するようです。お彼岸に咲き、土葬をモグラなどから守るため墓場によく植えられたことから、「死人花」「地獄花」「幽霊花」などの呼び名もあり、忌み嫌う人が多いことも事実です。確かに花だけで葉がなく、真っすぐ天に向かって伸び、赤く大きく広がり咲く姿は妖艶でこの世のものとは思えない雰囲気を感じられます。私は、却ってその妖艶さに目を奪われるんですけどね(#^^#)